株式会社やまとふじ(以下「甲」という)は安否確認電話サービス「ハミングコール」および「ハミングレポート」の提供にあたり顧客の重要な個人情報特に顧客間の会話内容(以下「会話データ」という)を厳正に取り扱うことが企業としての社会的責務であると認識する。本方針は個人情報の保護に関する法律その他適用される法令を遵守し顧客の信頼に応えるための基本原則を規定するものとする。
第1条 取得する情報および種類
甲は本サービスの提供に必要な範囲で次に掲げる情報を取得し利用する。
- 氏名 連絡先(住所 電話番号 電子メールアドレス等)および契約に関する情報。
- サービス利用者(親御様等)の氏名 年齢 通話頻度 通話時間帯等本サービスの円滑な運用に不可欠な情報。
- 会話データ オペレーターとご利用者との間の通話内容たる音声データおよび当該音声データを文字に変換したテキストデータ。
- ハミングレポート 会話データに基づき生成された感情分析 傾向分析 要約等に限定されない付随情報。
第2条 個人情報の利用目的
甲は取得した個人情報を以下の利用目的に限定して利用するものとする。
- 「ハミングコール」サービス提供および運営の円滑化を達成するため。
- 「ハミングレポート」の作成および契約者への提供を遂行するため。
- 問合せ対応 資料請求への対応 重要事項に関する通知等連絡を目的とする業務を遂行するため。
- サービス改善 新規サービス開発および品質向上のための統計的解析(特定の個人を識別し得ない形に加工した場合に限定される)。
- 料金の請求 決済および当該管理業務を遂行するため。
第3条 会話データの取扱いならびにAI等解析システムへの提供に関する厳格な規定
「ハミングコール」の中核をなす「ハミングレポート」の作成のため顧客の会話データは甲の厳格な情報統制下にて実施される多段階の非識別化手順を経た後大規模言語モデル(GPT Geminiその他同種の人工知能)を含む高度な解析エンジンに提供されるものとする。
AIおよび外部解析システムへのデータ移送並びに解析結果の「ハミングレポート」への反映に際しては必ず甲のオペレーターおよび心理カウンセラーが二重の確認を実施するものとする。当該人的チェックは非識別化プロセスおよび解析結果の客観性妥当性を検証することを目的とし機械的処理の最終的な補完を構成する。
解析システムへのデータ移転プロセス
- 個人特定情報要素の厳格かつ構造的な除去 外部解析システムへ移行するに際し会話データは甲の厳格な統制下において多段階の非可逆的な非識別化プロセスを経る。当該プロセスにおいては会話に含まれる固有名詞 地名 連絡先その他個人の特定に繋がり得るすべての情報要素は厳密に検出され完全に構造的に抹消(マスキング)されるものとする。これによりデータは再識別性が完全に排除された状態に変換される。
- データ構造の高度な抽象化 構造的除去が完了したデータは個人識別子から分離され非線形な高次元ベクトル空間におけるデータ構造として抽象化および再構築される。当該データは感情特性 文脈および抽象的な主題等個人の特定に無関係な要素の抽出に特化して利用される。
- 解析結果の限定利用 甲は当該AI解析エンジンを個人を特定しない統計的なパターン抽出を目的としてのみ利用し解析により得られた情報は「ハミングレポート」の構成要素(感情スコア 傾向 格言等)としてのみ利用される。AI提供元のサービス改善または学習に利用される場合であってもそのデータは再識別性のない完全に非識別化された状態でのみ取り扱われるものとする。
甲は上記プロセスを厳格に経ることにより顧客のプライバシー保護を最優先とし会話データが解析システム上で個人の特定に繋がる可能性を完全に排除した上でサービス品質向上の目的を達成するものとする。
第4条 第三者への提供の制限
会話データの具体的な内容またはその解析結果を通話の当事者以外の者が知得する行為は本方針に定める利用目的への合意に包含される場合を除き当該会話データの主体たる顧客本人の明示的な同意があることを要件として許容されるものとする。なお当該顧客本人が高齢等により同意能力に疑義が存在する場合または契約主体と異なる場合甲は法定代理人または当該サービスの性質上実質的な保護者たる契約者による代諾的同意を有効な同意の形式として取り扱うことができるものとする。
甲は法令に特別の定めがある場合を除き顧客本人の同意を得ることなく個人情報を第三者に提供しない。ただし次に掲げる事項に該当する場合はこの限りではない。
- 法令の規定に基づき提供を要請された場合。
- 人命 身体または財産の保護のために必要不可欠であり本人の同意を得ることが困難である場合。
- 本サービスの提供に必要な範囲内で機密保持義務を負わせた業務委託先に対し提供する場合(例 決済代行業者 完全に非識別化されたデータのAI解析エンジンへの提供)。
第5条 安全管理措置の徹底
甲は個人情報への不正なアクセス 紛失 破壊 改ざんおよび漏洩等を防止するため技術的かつ組織的な安全管理措置を講じ是正を要する場合速やかに是正措置を講じるものとする。特に会話データについては前述の「第3条 会話データの取扱い」に規定する通り高度なセキュリティ技術(暗号化 データ分離 アクセス制限 情報抹消処理等)を適用する。
第6条 本方針の変更
甲は法令の改正 社会情勢の変化および技術の進歩等に対応するため本方針の内容を継続的に見直し必要に応じて変更する権利を留保する。変更後の個人情報保護基本方針は甲のウェブサイトに掲載された時点をもって効力を生じるものとする。
第7条 問合せ窓口の設置
甲の個人情報の取扱いに関する質問 苦情または開示 訂正 利用停止等の請求については以下の窓口に連絡するものとする。